股関節矯正スクワットには6×4種類の型がある
股関節を矯正するスクワットには、6種類の基本形があります。それぞれの股関節転位(角度異常)を矯正するスクワットを行うことで、股関節の内旋・外旋・内転・外転度が矯正され、脚長差(左右脚の長さの差)、骨盤の前傾、後傾が改善されていきます。
矯正スクワットはこの6種類の基本形に、人それぞれの内転・外転度を考慮した型をとる為大きく分けると24種類の型、もしくはそれ以上の組み合わせとなり、矯正が進むにつれ必要に応じて調整を行って行きます。
股関節転位の型は6種類
股関節が正常な位置からずれることを股関節転位といいますが、この股関節の角度異常には内旋・外旋・内転・外転という4つの状態があります。
内旋・・・股関節が正常な位置から内側にねじれる→仮性短縮(足が短くなる)
外旋・・・股関節が正常な位置から外側にねじれる→仮性延長(足が長くなる)
内転・・・股関節が身体の正中線から内側に移動する
外転・・・股関節が身体の正中線から外側に移動する
股関節の内旋は骨頭が内側にねじれるため、臼蓋の中に入り込んだその分だけ足の長さが短くなり、外旋は骨頭が外側にねじれるため、臼蓋の外に出た分だけ足の長さが長くなります。
例えば、左足が外旋し右足が内旋すると脚長差が出て左足が長くなります。この場合、左股関節を内旋させ右股関節を外旋させる矯正を続ける事で、徐々に左右足の長さが揃っていきます。矯正動作、屈伸運動、矯正スクワットも目的と効果は同じです。
矯正スクワットを行う場合は、スクワットL1もしくはL2が左足の外旋、右足の内旋を矯正しますので、どちらかを実践する事で股関節が矯正されます。このようにして、脚長差が揃っていくに従い、股関節疾患の状態も徐々に改善されていきます。股関節疾患の進行とは、股関節転位(脚長差)の進行に他ならないからです。
転位〔脚長差は進行する〕
左右股関節の転位具合により、人の身体には特徴的な歪みが現れてきます。左足長、右足長、それに加え、骨盤が前傾、後傾するなどして、骨盤が前後左右へと偏るからです。
特に、どちらかの脚が長くなると、人は短い方の足に重心をかけて立ち、長い足の側から常に踏み出すようになります。その事により、短い足の股関節が必ず、それまでよりも(相対的に見て)内旋してしまうため、長い時の経過の中で脚長差が増長してしまうのです。
徐々に比重のかかり方が増していく短い側の股関節に問題が生じるようになります。このような中で股関節痛や変形性股関節症などがおきて、病状が進行して行くのです。
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