心身一如
その人が抱えている心身の問題はチャクラと深い関わりがあり、又、感情や心は内臓諸器官の状態に大きく左右されます。
ヒーリングによりこれらの機能とエネルギーの状態をよくすることで肉体のみならず精神的・感情的にもプラスの面が現れはじめ、徐々に幸福感に満たされるようになります
内臓諸器官へのアプローチ
器官を通して感情を均衡させる
内臓諸器官はそれぞれに、特定の感情と同じある種の波動を出しています。それぞれの器官には、同じエネルギーのタイプを持った対応する感情があり、器官の状態がわるくなると心や感情の状態も同じようにわるくなります。 その人にとって問題のある器官に直接ヒーリングをすることで、その機能が、関連する感情・精神状態を含め、 不均衡の状態から均衡のとれた状態へ(*表1)と快善されていきます。
*表1
内臓器官と関係する感情 (東洋医学の理論)
器官 | 平衡状態の感情 | 不均衡状態の感情 |
心臓、小腸 | 穏やか、平和、適応力 | おしゃべり、大笑い、騒々しい、大げさ、突発的 |
脾 膵臓、胃 | 思いやり、理解 | 不決断、嫉妬、皮肉、疑い深い、自己憐憫 |
肺、大腸 | 安定、実際的 | 欝、思い煩い、メランコリー |
腎、膀胱、生殖器 | 勇気、好奇心 | 恐れ、不安 |
肝臓、胆嚢 | 忍耐、秩序 | イライラ、怒り |
*久司道夫著『マクロビオティックパームヒーリング/日貿出版社』より引用
チャクラへのアプローチ
人間の体を取り囲んでいるエネルギーフィールド(オーラ)には7つの層があり、それぞれに対応する7つのチャクラが脊椎に沿って並んでいます。
この7つのチャクラは自然界(ユニバーサルエネルギーフィールド)から肉体にエネルギー(気・プラナ)を取りこんで代謝・交換し、体に生気を与えているのですが、
それぞれ一つの内分泌腺と主要神経層に対応しているので、肉体のあらゆる病理に直接関係します。
又、人の存在の状態とも関係しています。
チャクラはエネルギーの渦のようなもので、この流れが時計回りで開いていれば、関連する内臓諸器官の働きや精神上も良い面が発揮され、
半時計回りで閉じていれば、肉体的に不健康になります。病気とは、このようなエネルギーの不均衡や封鎖状態が原因なのです。
〔この状態はペンデュラムで測定した時、左回り、静止、水平・垂直移動、楕円、ランダムとして現れます。〕
チャクラを開放してエネルギーの流れを増すのは重要で、エネルギーの流れが増すほど、健康になっていきます。
問題のあるチャクラに直接ヒーリングをすることで、この不均衡の状態から均衡のとれた状態へとエネルギーが調整されます。
*表2
*表2は久司道夫著『マクロビオティックパームヒーリング/日貿出版社』より引用
ヒーリングの施術事例
何かが通り過ぎた後のように静謐
説明のつかないような、大変お辛い胃の症状を抱え長年苦しまれてきました。 初回施術を受けられて、『胃が上がった』『体が楽になりました』と仰いながらも、本当に治るのだろうかとかなり不安なご様子でした。 あらゆる治療を受けて治らなかったという事ですので無理もない話しなのですが、懐疑と煩悶の絶え間ないこの状態こそが、まさしく胃病の本質と言えます。 その後、好転反応のお辛さと共に、この波が更に押し寄せてもきたようなのですが、
三回目の施術にいらした時には、 まるで何かが通り過ぎた後のように静謐になられていました。 『あれは、もう戻ってこないんですか?』『戻ってないですよね』 『・・・浄化されたんですか?』『そうですね』 2~6チャクラに機能不全がありましたが、三回目いらした時は大部分正常さを保ち、最近では、とにかく頭がよく働いて様々なアイデアが湧き、仕事が忙しくなりとても順調でいらっしゃるということです。
チャクラ5のヒーリングで大腸の働きが快善
S・Tさんは3年前に鼠径ヘルニア(脱腸)の手術を受けられています。 腸の働きを支配しているチャクラ1はヒーリングで正常な状態となっても、いまひとつ腸の働きが快善されず相変わらず便秘気味でしたが、 呼吸器系を統括しているチャクラ5のエネルギーブロックを溶かすことで、非常に意気消沈した状態~気持ちが明るくなっていかれました。 息苦しさが楽になり、声がよくでるようになったと大変驚いていたのですが、
ある時大量の便がでて、以後は、*子供の頃からの頑固な便秘が快善されています。*チャクラ5は消化管の働きも統括 肺と大腸は、表1にもあるように相補的に働きます。 S・Tさんは楽器を弾かれていますが、本当は、歌が歌いたかったという事で、この自己表現に関係するチャクラ5の根深い機能不全と息苦しさ、鼠径ヘルニア(脱腸)の症状とが関連しあっていたであろうことは明らかでした。
伏して灯る火
手術後から歩き辛くなり、 息の苦しさと呼吸の発作で大変に衰弱されていました。 体も極度に冷えてらしたのですが、3度目いらしたときは青白かったお顔に血色が戻り、ヒーリング後は汗ばむほどでした。最近、夜中に内臓が熱くなりそのままよく眠れたそうです。 最初にペンデュラムを当てた時は静止していたチャクラ5と逆回転していたチャクラ3でしたが、右回りに調整された状態に維持されています。
以前には、心に突き刺さっていた過去の出来事を反芻しこれらのチャクラ不全に特徴的な自己憐憫や不信感に苛まれることも多かった、ということですが、 今は、額にエネルギーを感じることが度々あるというチャクラ6(精神的な理解を司る)や、大局的視野をもたらすチャクラ7が開いています。 大病後で、未だ半分以上は横になられている生活の中で、これまでは否定的に捉えていた物事への、洞察が今はじめて深くなっているということです。
チャクラ3の 正常化で心臓を支配するチャクラ4の働きが良くなる
W・Dさんは1年半位前に心臓の手術を受けられました。 手術後はチャクラ3が勢いよく逆回転(閉じていて)、対して心臓の働きを支配しているチャクラ4が右回りに大きく回転(開きすぎて)していました。ヒーリング前はこの状態に戻っていることが数回続きました。 チャクラ3と4は関連し合いチャクラ3をヒーリングして正常な右回りの状態になったところで、チャクラ4にペンデュラムを当てると、理想的な状態(渦の大きさ)に調整されていました。
*これと同じような症例がバーバラ・アン・ブレナン著『光の手(HANDS OF LIGHT)』にありますが、この例のようにチャクラ3の働きの弱さをチャクラ4が過補償的にカバーしていたと思われます。チャクラ3のエネルギーブロックを溶かすためにより多くのヒーリングを必要とし、その後は本当にたくさんの好転反応が起きました。 以後は、全てのチャクラは右回りの理想的な状態を常に保つようになり、それに比例して肉体的な健康・活力をどんどん取り戻されていきました。
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