このページでは背痛〔背中の痛み〕と脚長差との関係について説明しています
背痛は何故起きるのでしょうか?
背中に痛みがある場合、上半身を支えている脊柱は理想的な彎曲度にはありません。
人の脊柱は、本来、自然なS字の彎曲を描いているはずなのですが、ほとんどの場合、前彎といって過度に彎曲していたり、後彎といっていわゆる猫背の状態にあり、また、側彎して左右にカーブしたりなどして身体の中心線がまっすぐに保たれていないのが普通です。
理想的な彎曲度どころか、前後左右にねじれている現実は、ほとんどの方が自覚できるのではないでしょうか?
そして、その状態の脊柱を支えている骨盤が、前後左右に傾いている事も、感じてらっしゃることでしょう。
この骨盤を支えているのは、左右の股関節なのですから、骨盤のゆがみは股関節の角度の異常なのです。
股関節の角度が正しい角度にないと、どちらかの脚が長くなり、左右の骨盤に高低差がおきてきます。また、股関節が転位すると、骨盤の前傾・後傾といったことがおきてきます。
こうした骨盤の傾きを生まない正常な股関節の角度というのは、一体、どういったものでしょうか?
それは、内旋も外旋も内転も外転もしていない股関節ということになるのですが、その見極めは片側の股関節だけを見ていても、分からないのです。
左右のバランス、そして、骨盤の前後のバランスを微妙な感覚を頼りに整えていくことで、その人にとっての理想的な脊柱の彎曲度が達成されます。
つまり、理想的な脊柱の彎曲度というのは、股関節の正しい角度によって支えられているものなのです。
このようにして整えられた身体は、全身の関節が正しい位置に矯正されますから、背痛はもとより背痛が慢性的に悪化する過程で併発した、他のさまざまな症状についても、自然に解消されて行くことでしょう。
背痛〔背中の痛み〕の改善例
左足の長い両股関節内旋
東久留米市在住 20代
両股関節共に内転・内旋した股関節で、左足が長く、その場合の症状である胃弱、胃痛、生理痛が出ています。両脚とも内転・内旋して骨盤が前傾して反り返っているので、立った時少しのけぞったような姿勢になり、このような状態で背中に痛みがでています。過去に椎間板ヘルニアを患っていて、初産を経たあたりから再発した腰痛と、胃弱・胃痛は慢性化しています。
初回の矯正で、全体的な姿勢が大幅に矯正されたので、背中の痛みが消失し、以後は出なくなりました。4回の矯正で、脚長差・骨盤の前傾共に矯正された時点で腰痛が消え、胃弱・胃痛がなくなりました。
8回の矯正で、生理痛は初日少しでる程度にまで改善されました。
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