概要
20年来の腰痛から右股関節にも長年の痛みを抱え続け、ここ半年は左股関節も痛むようになったというクライアント女性Aさん(50代女性)のZoomを使った遠隔整体の記録になります。
左足が長い両股関節が外旋したタイプで、脚長差を縮める矯正スクワットを一日数回行いました。
この種の複合タイプは矯正法が単純ではなく、途中で矯正スクワットの変更や微調整があるのと、又、過度のО脚で長年の痛みの症状、と最高難易度の部類でしたが、矯正期間をひと月間延長し、効果を得るまで忍耐で取り組んで頂きました。
(矯正スクワット自体は労力を必要としない一日数回のこと)
☆矯正スクワット二週間→左股関節痛に改善
☆ひと月半→腰痛と右股関節痛にも改善 その後、禁忌動作を連発され痛みが戻りましたが、二週間で回復
☆矯正をはじめて二か月→左股関節痛は消失、腰痛と右股関節痛は改善され、
今後、自己整体法でご自身で矯正していく技術を十分に身に着けられました。
初回矯正と股関節タイプ
股関節のタイプは、初回矯正時(Zoom)、見違えようのない両股関節外旋の方の特徴(過度のO脚に特有の骨盤後傾と猫背)があり、左足が長い両股関節外旋(L3)であることが容易に推測されました。
両股関節外旋は、女性にはかなり少ない股関節タイプです。
Zoomを通して、股関節の可動域を調べると、やはり、左右どちらも外側にねじれ・開いて(外旋・外転)いて、長い方の左足は、外旋度が強い為、爪先を内側に向ける事も難しい様子、
腰痛は、長年の右股関節痛と連動するように右側が特に酷く、この所は以前にも何回かあったぎっくり腰の前兆のような嫌な感じがあります。
半径一メートル位の円周を描くように歩かれると、
左足が着地する時、上半身が左に少し傾ぐ感じでしたが、長い方の左股関節を内旋する矯正スクワットを行った後は幾分改善され、歩きやすくなった事を実感されていました。
これは、左足の仮性延長が改善されて、脚長差が縮まったためです。
このように、矯正スクワットで脚長差を縮める事自体は、大体において難しくないのですが、Aさんのような両股関節外旋という複合系の方の場合は、短い足側(右股関節)の角度に留意しながら、脚長差を縮めていく必要があり、
脚長差を縮める事で、右股関節の痛みが一時的に増す局面がくる事と、その後、スクワットの型の微調整(両足の配置や爪先の向き等)を、臨機応変に行っていくことをお伝えして、
取りあえずは、矯正スクワット一日3セットで様子を見ることにしました。
左股関節痛の改善
その後、2週間程して頂いたメールでは、見込み通り、左股関節の痛みはだいぶ改善されているということです。
脚長差を整えると、長い足側の症状から改善されることが通例で順調ですが、やはり、ここの所、右股関節の痛みが増しているということでした。
右股関節の痛みも減少
この期間は言わば、脚長差を縮めつつの、右股関節の痛み増幅というサイン待ちだったので、そこからはメールでの、矯正スクワットのやり方の微調整と確認や報告等のやり取りが続きました。
微に入り細を穿つ微調整をしましたが、その都度、正確に実行頂いたおかげで、初回からひと月半(矯正を延長)立った頃、ようやく、右股関節の痛みにも以前より改善が見られ、良くなる実感がでてきてかなり安堵されたようでした。
脚長差も縮まっているため左股関節の痛みはほぼ消失、腰痛も全体的に楽になっていたので、私も、更なる改善を楽しみにしていました。
禁忌動作連発で改善されていた痛みが戻る
ところが、三回目の遠隔整体では、右側の股関節と腰の痛みが又戻って来ていると言う事で、どういう事か詳しく伺うと、日常の矯正動作を殆ど実践されていない、というのは仕方がない部分もあり理解していたのですが、禁忌動作を完全に忘れ、庭に出て草むしりや重たい鉢を持ち上げたりなどしたらしいのです。
両股関節外旋の方にとって、庭作業は身をかがめる時、どうしても両脚が開くので、矯正動作をしっかりと守って動作しない限りは股関節が元に戻って症状も悪化しやすいのです。
一応どんなふうにしたのか、その場で実際にその体勢をして頂いたのですが、両足の配置といい、短い足重心といい、バッチリと四股踏みの構えのような、左足が長い両股関節外旋を悪化させる典型的なそれ(矯正動作の真逆)だったではありませんか。
矯正スクワットだけで効果がでていたので、油断してしまったらしいのですね。

矯正二か月で長年の主訴に改善が見られた
その後、禁忌動作を絶対に行わないように肝に銘じて、矯正スクワットを一週間程実践された所、左股関節の痛みは一度もでておらず、右股関節と腰痛に関しても改善(庭仕事以前の状態に回復)しました、という事でした。
今回のケースは、股関節タイプ的にも症状的にも初めから難易度が高く、色々と多難ではありましたが、それを上回る忍耐の取り組み姿勢で、大変助かりました。
左股関節に痛みが出なくなり、長い足重心の矯正動作を心行く迄実践することができるまでになったので、これから、自己整体の効果はより確実になっていく事と思われます。

