股関節矯正について

 

以下はすべて、左脚が長いひとりの人が、この股関節矯正に出会った時に、 抱えていたすべての疾患です。

 

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肩こり、腰痛、冷え、耳鳴り、眼精疲労、頸肩腕症候群
肋間神経痛、呼吸器疾患
胃腸障害、頻尿、膀胱炎、生理痛
アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アナフィラキシー
躁鬱

対症療法としての骨盤矯正

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人は、例えば、上記のように胃が悪い場合には、肩こり、腰痛、冷え、生理痛、生理不順や体がだるいなど、他にも症状が出ているものです。

単なる胃弱が、胃けいれんなどの症状に発展している時には、それ以外の症状も同時に悪化したり、または新たに併発しているという現実があるわけです。

こういった症状を抱えて病院に行くと、そこでは専門分野に分かれています。 内科、皮膚科、婦人科、心療内科、眼科、耳鼻科、アレルギー科、泌尿器科、と当然のように分化されていて症状に対する治療を施されます。

その結果は、時として非常に有効でありますが、症状にのみ相対したもので対症療法と言われています。

そして、肩こり、腰痛、冷え、首肩腕症候群などは、西洋医学の対象外になります。

こういった体の歪みから来ていると思われる問題を改善するための療法や矯正法は種々ありますが、ゆがみや不調の原因を、ある程度大元から捕らえようとした代表的なものに骨盤矯正があります。

骨盤を矯正すれば、確かに腰痛だけではない他の症状の改善も期待できます。

けれど現実には、カイロベッドの上で骨盤を矯正しただけでは、持続的な効果を望む事は難しいのです。

なぜならカイロベッドから起き上がって人は立ち上がりますが、その時骨盤を支えているのは左右の両股関節です。

9割の人はこの左右の股関節が同じ高さにはなく、どちらかの脚が長くなっています。 人は平面で起立しているために、長い方の脚で支えている側の骨盤の位置が高くなります。(医学用語で骨盤高位と言います。)

骨盤だけ矯正しても、股関節を矯正して両脚の長さをそろえなければ、ゆがみはまた生じてしまうのです。

このように、症状を解消する事のみが目的となってしまっている骨盤矯正もまた、一時的に人を満足させることはあっても、対症療法の範疇(はんちゅう)にあると言えるでしょう。

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骨盤が身体の要(かなめ)である事は疑いようのない事実ですが、それを支えているのは左右の股関節です。

そして、この股関節が生み出す脚長差は、人の体にもっとも重大な影響を及ぼしています。

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根本療法としての骨盤矯正

人は、どちらの脚が長いかによって、以下のような体質の違いがあります。

《右足が長い人》陽性 内臓は丈夫、呼吸器系、循環器系の障害がでやすい。 《左足が長い人》 陰性 内臓が弱く、消化器系、泌尿器系、生殖器系の障害がでやすい。

股関節の型が、単純型か混合型かによって、どちらかの体質の特徴のみが現れていたり、または左右の特徴が入り混じっている場合があります。

どちらにしても、脚長差をそろえ、左右股関節の転位を矯正していくことで、体質的なものが症状として色濃く現れているアンバランスな状態を中庸へともっていくことが出来ます。

例えば、最近胃腸の働きが良いという場合、通常より右脚が長くなっている場合が考えられます。

この場合、実際に左より右脚が長くなっているならそれを矯正することで、食欲を抑えることができると同時に、ともすれば崩れがちな股関節の角度を、保つことができます。

このように、すべての影響を全身に及ぼす力の支点となっているのが、この“股関節”なわけです。

このような、体質から体質へと、対極の間を行ったり来たりできるのは、股関節で骨盤を支えている大腿骨が真っ直ぐな骨ではなく、骨頭に近い部分に130度の角度がついていることに、理由があります。

左右の骨頭の位置がどのようにずれるかによって、脚長差や骨盤の歪みが生じます。

この股関節を正常な角度に矯正すれば、骨盤はもとより、骨盤の上に本来は垂直についているはずの背骨も、理想の生理的湾曲度を取り戻します。

股関節を矯正することは骨盤を矯正することであり、股関節矯正とは、より根本的な骨盤矯正法に他なりません。

 

左右の足に脚長差が生じると、人は両脚に平均して体重をかけて立つことができなくなります。

どちらの足に重心がかかってくるのでしょうか?  長い足、短い足、どちらでしょうか?

コンパスを思い浮かべて下さい。

長い方を支点にして円を描くことができるでしょうか?  必ず短い方が支点になります。

同様に、人は短い方の足に重心をかけていつも立っているので、例えば左足が長い人であれば右足に重心をかけて、その動きはいつでも右回りの円を描いています。

そして、この延々と繰り返される無意識の動作が、脚長差を助長していきます。

なぜなら、コンパスには長さを調節する留め具は長い方についていますが、人では、両脚についています。

46時中、短い方の股関節に重心の比重をかけていれば、その圧力で、股関節の角度が(長い脚の股関節と比較して)、より内側に転位するのですが、そのために更に脚が短くなります。

つまり、脚長差が進行し、骨盤のゆがみが助長され、全身に波及します。

脚長差が生じた時から身を終えるまで、こういった悪循環の中に人は立っているのです。

真の意味で、体を整えると言う事は、体質をも含め一方の極へと人を追いやってしまう股関節の方向付けを半永久的に変えるという事です。

袋小路のように、偏った動作を繰り返す悪循環を根本的に解除して、自然治癒力なるものの働きを待つ、、そういうことなのだと思います。

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自然治癒力

Ⅰ 肩こり、腰痛、冷え、耳鳴り、眼精疲労、頸肩腕症候群 Ⅱ 肋間神経痛、息の苦しさ Ⅲ 胃腸障害、頻尿、膀胱炎、生理痛 Ⅳ アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アナフィラキシー Ⅴ 躁鬱症 

Ⅰの症状は、すぺて右側に強く出ています。左脚が長く右脚で立つことによって、骨盤から全身に波及した力学的障害であると言えます。

Ⅱ、Ⅲは、骨盤から脊柱に波及した歪みによって脊髄神経が障害されたことによって起こる、神経障害であると言えます。

Ⅱは右脚が長い場合に出る症状    Ⅲは左脚が長い場合に出る症状 Ⅳはどちらの場合にも現われますが、Ⅱの呼吸器系との関連が強い

Ⅴのような疾患は、必ず、総体的な歪みが過度になったことを背景として起こってくると考えられます。

左脚が長く、右脚の長い場合に出る症状である呼吸器系の疾患を多く抱えたこの人は、 力学的に重症と言えたでしょう。

股関節矯正に出合った頃は、胃痙攣(けいれん)が頻発していましたが、脚が揃うか揃わないうちに、肩こり、腰痛、眼精疲労、頸肩腕症候群、生理痛、アレルギー性鼻炎、肋間神経痛などの症状と共に改善して行き、ほんの数ヶ月の内に胃弱も治りました。 以来、これらの症状に悩まされる事はありません。

アトピー性皮膚炎、アナフィラキシー、息の苦しさなどは、食べ物アレルギーとの関連があり、股関節(骨盤)矯正で体を整えると共に、食をはじめとする生活習慣の見治しを必要とされました。 冷えや、頻尿、躁鬱などの症状も、股関節矯正と同じく偏っていた体内のバランスの調整を図って行くことで、徐々に改善されていったのです。

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